睡眠不足の子どもたち

あなたは生活が夜型になっていませんか?

睡眠時間が減少し、睡眠不足を感じているのは、

実は大人だけでなく、子どももなのです。

財団法人日本学校保健会の「児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書」によると、

起床時間は小学1年生から高校生までほとんど変わらないのに対して、

就寝時間は小学1年生と6年生では50分遅くなり、6年生と中学生では1時間以上、

中学生と高校生では30分以上遅くなっています。

学年が進むにつれて、就寝時間が遅くなり、

それに伴って睡眠時間が短くなることが示されています。

 

また、睡眠不足を感じているこどもは、

小学1年生で約20%、6年生で約30%になり、

中学生になると男子で45%、

女子で57%にまで上ります。

睡眠時間が十分に足りていない事で、常に睡眠不足を感じて

いる子どもが増加しているのです。

 

そもそも何故、就寝時間が遅いのか、その原因は、

小学生は「帰宅時間が遅いので寝るのが遅くなる」が最も多

いのです。

中学生や高校生になると「何となく夜更かししてしまう」

「テレビやネット動画を見ている」「宿題や勉強をしている

ため」等が多いです。

生活環境が、10年間の間でも大きく変わってきています。

ついついスマホを見てしまって、あっという間に時間が過ぎる。

塾や部活動も忙しく、親の帰りも遅い。様々な要因も重なっての事でしょう。

ですが、子どもが日常的に睡眠不足を感じているという事は、

学校生活、日常にも支障をきたしてきているのではないでしょうか。

 

睡眠不足を感じている人は全体的に集中力がありません。

授業を受けても定着は悪くなり、運動をしてもケガの可能性が多くなる…。

睡眠不足は子供にとって百害あって一利なし、です。

 

睡眠は、人間が生きていくために必須の営みであり、

健康を維持する上で欠かせないものです。

免疫力の向上や成長ホルモンの分泌など、

子どもにとって良い睡眠をとることは、

健やかな発育や発達、健康の維持のために、最も大切です。

また、不登校の子どもの多くに「朝、起きられない」などの

睡眠の問題が関係してる現状もあります。

 

良い睡眠をとるために、生活習慣を改善し、

子どもたちの健康な身体と心、そして明るい未来を守るために

行動を起こすのはいまではないでしょうか。

 

文責 椎葉ゆう子

 

参考文献

公益社団法人日本小児保健協会

http://plaza.umin.ac.jp/~jschild/com/011112.html

 

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